物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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“縁の下の力持ち”から抜け出せないか − 6 

 今回は、完全に個人的な意見になるが、「物流は縁の下の力持ち」という言葉が好きではない。 確かに、物流に携わっている人と話をしていると、よく出てくる言葉ではあるが、この言葉が物流のイメージを暗くしてしまっている。
 物流は社会を支えているし、インフラとして重要な位置にある。物流がとまれば、都市機能は麻痺するだろう。
 私も、物流の重要性を知っているが、「縁の下の力持ち」という言葉に、なにかネガティブなイメージが付きまとう。
 学生に人気のある企業ランキングが毎年発表される。たいていJTBなどの企業が上位に入り込む。しかし、旅行代理店業界を知る人は「ツアー客の無茶な要求を受けなければならない仕事」という。特に、法人営業は大変らしい。
 学生側からしてみれば、“旅行に利用して、添乗員さんが良かったから”といった印象なのだろうが、客として見るのと、仕事をするのでは、全く異なるものだ。
 学生が企業を選ぶのも、実際の仕事内容ではなく、ちょっとしたイメージで左右される。だからこそ、物流の“縁の下の力持ち”とぃう言葉を別の言い方に変えることができないかと考え続けている。
 そういえば、前に、金を出し合ってキムタクで物流のドラマを作ればいいと言っていた人がいた。今だったら、誰がいいのだろうか。