物流不動産ニュース

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【レポート】2015年7月23日・24日物流事業者経営者向けセミナーを東京・大阪で開催 

イーソーコ(株)ならびに(株)データ・テックは7月23日、イーソーコ9Fセミナールームにおいて、物流事業者経営者向けセミナー「これだけは押さえておきたい「旬ネタ」3連発!」を開催した。

同セミナーでは喫緊の課題となるドライバー不足対策のほか、人材戦略のポイントとなる魅力ある会社づくりと人材育成を目的に、押さえておきたいポイントとして、「改正労基法」猶予期間終了への対応、「マイナンバー制度」対策、物流業界に必要な「人材育成」――、3点のノウハウを公開した。

(1)「経営者のための『労働時間管理と未払残業代対策!』~月60時間超の時間外労働の割増賃金率の5割増以上時代に向けて!……グローアップ社会保険労務士法人 特定社会保険労務士 岡本重信氏

(2)「今すぐ始めるマイナンバー制度対策と実務対応!」何をすればいいのかすぐわかる!……グローアップ社会保険労務士法人 社会保険労務士 山下智美氏

(3)「物流ユーティリティプレイヤーが物流を変革する!!」物流を改革するためには、人材育成がキーとなる!……(株)イーソーコドットコム 取締役会長 大谷巌一/代表取締役 早﨑幸太郎                              

(4)「8月発売決定! 次世代型セイフティレコーダ「SRConnect」のご紹介」フォークリフトにも安全を!「SRForkLift N」のご紹介……(株)データ・テック 営業本部 部長 林純矢 氏

(3)で大谷が主張するのは、「物流ユーティリティプレイヤー」の重要性だ。規制緩和、産業の空洞化、少子高齢化に伴う人口問題、物流コスト問題ほか、危機に直面する物流業界を捉え、「変革の時代を迎えている物流業界に新しい流れが欠かせない」と大谷は主張する。そのキーを握るのが物流変革のために自ら収益を上げる物流ユーティリティプレイヤーだ。

顧客ニーズが年々多様化、高度化され、より専門性が求められていることを受け、大谷は「変化に対応可能な組織営業と現場をこなせる人材を持ち、新しい物流ビジネス・不動産ビジネスを展開する物流事業者が勝ち組となる」と語った。

その後、早﨑はイーソーコグループのインターンシップ・プログラム、人材育成・研修システム、物流ユーティリティプレイヤー育成プログラムなどを紹介した。

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翌24日には、大阪市中央区のNEC関西ビル2Fにおいて、物流高度化セミナー 「物流コスト削減を実現するソリューション・サービス」(主催:NEC)が開かれ、取引先・荷主別収支分析、倉庫作業員のマネジメントの考え方などをテーマに、アビームコンサルティング、データ・テック、NECがソリューションとサービスを紹介。イーソーコグループでは。イーソーコドットコム代表取締役 早﨑幸太郎が登壇した。

早﨑は、23日同様に物流ユーティリティプレイヤーを中心に講演したほか、17年間提供を続けてきた物流不動産ビジネスを紹介。

同ビジネスは物流改善を、物流施設面から提案するもの。立地、機能、コストの最適な環境実現のために、関連業界と有機的に結びつけることで解決に導き出す、イーソーコが考案したビジネスモデルだ。そのキーを握るのが物流ユーティリティプレイヤーについて、「今後も多数のプレイヤーを業界に輩出していきたい」と早﨑は展望した。