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トナミHD、第一貨物、久留米運送▼路線3社が合弁設立 

2012年04月24日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 トナミホールディングス(本社・富山県高岡市、綿貫勝介社長)、第一貨物(同・山形市、武藤幸規社長)、久留米運送(同・福岡県久留米市、二又茂明社長)の特積み3社は、関東―関西間の幹線便の共同運行を目的とした合弁会社を設立し、8月にも営業を開始する。ドライバーなど輸送力の安定確保、積載効率向上により、さらに安全・良質なサービスの提供を図る。
 3社が共同設立する一般貨物自動車運送事業の運営会社「ジャパン・トランズ・ライン」は、資本金6000万円。トナミホールディングスが40%、第一貨物が40%、久留米運送が20%を出資する。本社は東京に置き、社長には、第一貨物の坂田昭雄常務が就任する。
 今月2日に合弁に向けた準備会社を設立。月内に新会社の許可申請を行い、8月中旬の営業開始を目指す。
 トナミホールディングスの中核会社であるトナミ運輸と第一貨物、久留米運送3社はこれまでも、中継輸送でネットワークを相互に補完。東北は第一貨物、中京はトナミ運輸、九州は久留米運送が幹線運行を中継するなどして、サービスを強化してきた。
 今夏に設立する新会社は主に、3社の関東―関西間の幹線運行の一部を共同で行う。
 特積み3社が幹線の共同化に踏み込んだ背景には、(1)ドライバーの確保が今後一層厳しくなると予想されること(2)積載効率改善の必要性(3)品質をはじめ顧客ニーズの多様化――がある。
 従来、路線運行では、土曜の便をはじめとして必ずしも十分な積載が確保されていないケースがあり、改善が重要課題だった。また、荷量が極端に増えた場合、傭(よう)車で対応しているが、外注コストの削減も求められていた。
 新会社の路線便で3社の荷物を共同運行することで、積載効率を向上。さらに、外注部分の内製化による、輸送力の安定確保、品質向上も視野に入れる。新会社が担う領域を段階的に広げ、トータルでのコスト改善につなげていく。
 トナミ運輸と久留米運送は平成22年5月に業務提携を締結。以降、水面下で第一貨物を含めた提携交渉が進んでいたとみられる。今回の合弁設立をきっかけに、特積み3社はさらに連携を深めていく。
 坂田 昭雄氏(さかた・あきお) 昭和20年3月30日生まれ、67歳。山形県出身。43年山形大文理学卒、第一貨物入社、平成9年東雲支店(現・東京支店)長、14年大阪支社長、18年取締役、19年仙台支社長、21年常務東京支社長、24年ジャパン・トランズ・ライン社長に就任予定