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鹿島建設▼再生セメント活用のコンクリートを開発 

2016年12月02日

鹿島建設は、三和石産、東海大学笠井哲郎教授と共同で、環境省の環境研究総合推進費による研究助成を受け、現場で余ったコンクリートなどの「戻りコンクリート」由来のスラッジ再生セメント「Cem R3」(セムアールスリー)と、これを使用したコンクリート「エコクリートR3」を開発した。

戻りコンクリートは全国で年間400tに達するとされ、現状はほとんどが処分されているものをコンクリートの製造に再利用することが目的。


鹿島建設は、環境影響に配慮したコンクリートを「エコクリート」シリーズとして開発を推進、エコクリートR3で資源循環型社会の形成に寄与する。

 
建設業の工事現場では、受入れ検査に使用した生コンなど、注文したコンクリートの1~2%がやむを得ない理由から使用できず、そのほとんどは再利用されることなく処分されてきた。首都圏など一部の地域においては、戻りコンの引き取りを有料化する動きが出るなど、環境負荷低減の観点から、その減量・再生が大きな課題となっていた背景がある。