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ヤマト運輸▼全但バスで「客貨混載」開始 

2017年07月13日

ヤマト運輸と全但バスは、6月22日より、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的として、兵庫県の県北に位置する豊岡市内(江原(えばら)地区-神鍋(かんなべ)高原地区)を結ぶ路線バスで「客貨混載」を開始した。

山林に囲まれる神鍋高原地区は年々人口が減少し、高齢化率も約27.8%になるなど県内でも特に過疎化や高齢化が進んでおり、高齢者の移動手段となるバス路線網の維持や物流の効率化による地域住民への生活サービス向上が課題となっていた。全但バスは兵庫県の県北エリアをカバーするバス路線網を保持し、年間約234万人を運ぶ県内大手のバス会社。県や自治体と緊密に連携を図りながら、効率的で持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて取り組んできた。

ヤマト運輸は全但バスと相互連携を図り、バス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的に路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を兵庫県で初めて開始する。

ヤマト運輸は、全国の自治体や企業と連携し、地域の活性化や課題解決に向けてさまざまな取り組みを行う「プロジェクトG(Government)」を推進。同プロジェクトによる路線バスの「客貨混載」は、岩手県(2015年6月)宮崎県(2015年10月)北海道(2016年9月)熊本県(2016年10月)につづく5県めとなる。