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大和ハウス工業▼DPL流山Ⅰ竣工で近隣住民の雇用に拍車 

2018年04月04日

大和ハウス工業は3月28日、千葉県流山市で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」の竣工式を執り行った。建築主は流山共同開発、稼働開始は5月1日を予定。

同社が流山市において大規模な物流タウンを目指す「Dプロジェクト流山」の第1期。敷地面積6万6580m2、4階建の延床面積14万1315m2で大和ハウス工業最大級の規模。ランプウェイを設置、全長13m超の45フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れが可能。施設全体で256台分のトラックバースを完備した。

テナントは1階ヤマト運輸、2階ダイワロジテック、3階センコーがフロア単位で借り上げ、4階は丸紅ロジスティクスの3分の2のほか、残りスペースも5月には契約完了する予定。

Dプロジェクト流山は、流山市との協業で近隣住民の働き方改革を支援する。コンビニエンスストア、カフェテリアのほか、保育、託児施設の運営するママスクエアのテナント従業員専用保育施設を完備。仕事と子育てを両立させたい主婦層を対象に、「職育近接」を目指す。

流山市の井崎義治市長は「大和ハウス工業さんと流山市のベクトルが一致した」とセレモニーで述べた。流山市は「母になるなら、流山市」をキャッチフレーズに、若い世代が心地良く過ごせるまちづくりに注力。人口増加率は約2.5%と全国8位を記録、年間5000名増加しており、大和ハウス工業の目指す物流タウン構想で地域雇用を充実させた相乗効果に期待する。

 

実際、ママスクエアの保育施設の効果は大きく、4階に入居する丸紅ロジスティクスが庫内作業を行う10名のパート募集をかけたところ、実際には倍の100名の応募があったという。また東武アーバンパークライン・江戸川台駅と同センター間の巡回バスも運行予定としており、広いエリアからの通勤の利便性も確保する。

2階に入居するダイワロジテックは、大和ハウス工業グループ会社だ。アパレル関連企業の庫内作業を同社が担う。GROUNDが提供する庫内搬送ロボット「バトラー」、アッカ・インターナショナルのフルフィルメントサービス、Hacobuのクラウド型配車・運行管理システムを提供、ワンストップサービスを提供。立ち上がり時は3社との契約となるが、「常温で匂いのつかない製品ならすべて対応」(秋葉淳一社長)するため、新規企業の実証も可能としている。

大和ハウス工業では 2期工事として新たに物流施設開発に着手、2021年夏の竣工を予定。流山プロジェクト全体では総敷地面積が東京ドーム7個弱に相当する約32万2000m2、総延床面積約68万7000m2、合計4400名の雇用を目指す。