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東芝デジタル▼輸送器材の追跡・所在管理サービス開始 

2019年04月28日

東芝デジタルソリューションズは、東芝の物流向けIoTプラットフォームを基盤とする物流IoTソリューション「LADOCsuite」として提供。第一弾のサービスとして、物流現場で使われる荷物、パレットやカゴ台車などの輸送器材や車両など、さまざまな個体のトレース情報をクラウド上に集めて蓄積。それら情報を管理・活用することで、配送先や自拠点内にある輸送器材の所在管理の負荷軽減、物流コストの削減などに寄与する輸送器材の追跡・所在管理サービス「LADOCsuiteR/LogiTrace」の販売を開始した。

物流現場で求められる荷物、輸送器材、車両などの位置情報管理は、別々のソリューションとして提供される場合が多く、位置情報もソリューション導入企業内での使用に限られていた。

近年、労働力不足が続く物流現場において、輸配送業務に関わる荷主、倉庫会社、運送会社などの間で情報共有による物流プロセスの効率化、全体最適化への期待が高まりを見せる。

また、輸送コストの高騰を背景に、これまで必要経費と捉えられていた、輸送器材の紛失や在庫不足による追加購入コストの削減も課題となっていた。

新サービスは、荷物や輸送器材に貼付したRFIDなどの個体識別情報を活用、移動情報の自動読み取り、データフィルタリング、セキュリティ通信、蓄積データの見える化を行う。物流拠点で輸送器材の受払管理を行うことで、紛失や拠点間の偏在を抑制、購入コストを削減する効果がある。