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UPR▼最軽量動力付きサポートジャケット、業界最安1000円から 

2019年09月18日

ユーピーアールは10日、第一ホテル東京において、動力付きアシストスーツ「サポートジャケットEp+ROBO」の新製品発表会を開いた。購入価格はオープン、気軽に試せるレンタルも用意、業界最安値の1日単位レンタルは1000円、月額は1万8000円。同日に発売・レンタルの受付を開始、提供は10月1日を予定。

ユーピーアールではアシストスーツ事業分野に2010年より参入、動力タイプ「マッスルスーツPower」を2012年より投入、改良を繰り返してきた。しかし、1台あたり120万円の価格と8kg以上の重量から二の足を踏むユーザーが多く、自社開発の「アシストスーツ」へと主力ラインをシフト、累計1万着超の導入実績を持つ。

 「市場競争力のある製品がようやく出来上がった」と酒田義矢社長が胸を張る「Ep+ROBO」は、2年半の開発期間を経て、動力付きアシストスーツの中では最軽量級となる3.4kgを実現した。背中部分をすっきりさせ、前抱えフレーム方式を採用。上半身と太ももをプッシュすることで、背中の筐体をなくした軽量化とパットが身体を直接的にアクセスし、動力を無駄なく伝えることを可能とした。

金沢大学では成人男性5名の床と高さ70cm台の重さ10kgの上げ下ろし動作の検証を実施、背中の筋活動を調べた結果、Ep+ROBO装着時は筋肉活動比率が最大42.8%まで減少した実験結果を出た。

作業内容にあわせ、起き上がり補助「アシストモード」、「前屈姿勢補助」「キープモード」、機器の反応速度を調整する「スピード」をアシストボタンから各3段階から調整でき、歩行時は転倒リスクを避けるため、自動で歩行モードに切り替わり、アシストが入らない状態となる。

長澤仁アシストスーツ事業部長は「ヘルメットや安全靴のようにアシストスーツで腰を守る文化が当たり前になるようにしたい」と語る。同社では今後、動力付き「ROBO」と動力なしアシストスーツの両タイプで市場を形成していくとしている。