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サミットエナジー▼「SOSiLA横浜港北」で電気料金1割削減 

2021年04月03日

住友商事グループのサミットエナジーは、神奈川・横浜市「SOSiLA横浜港北」において、変動する電気需要に合わせた季節別電力メニューのサービスを行い、電気料金の1割削減を実現した事例を発表した。

同センターは住友商事が2017年9月に竣工した三温度帯対応施設。4階建てで、延床面積は8万7443m2。アサヒロジがセブン-イレブンの店舗向けほか、数社が入居している。

電力は直近1年間で最も高い値をベースに設定され、実際の使用状況は季節・月ごとに変動の波がある。そこでサミットエナジーはAIを含む分析を実施、電力需要を予測し最適条件を算出した。

SOSiLA横浜港北は冷蔵・冷凍設備が本格稼働する夏場が最も電力使用量が大きいことから、夏季以外の契約電力を低く設定する2種類の契約電力を設定するサービスを提案し、2020年9月に採用された。その結果、物流センター全体で約1割の電気料金削減が実現した。

サミットエナジーでは今回、操業時に電力の一時的な超過に備え、テナントの契約電力に一定の裕度枠を提供する「ゆとりメニュー」サービスも提供。契約電力を超過した場合でも、設定した裕度枠内に収まっていれば超課金は請求されないという。