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アリソンジャパン▼350社にATトランスミッションをOEM提供 

2022年12月01日

中・大型商用車のオートマチックトランスミッションメーカーの米アリソントランスミッションの日本法人・アリソンジャパンは11月28日、アメリカンクラブで創立50周年メディアラウンドテーブルを開いた。
 
アリソントランスミッションは1915年の創業以来、世界中80以上の市場でトランスミッションを提供。オランダ、 中国、ブラジルに本部、米国とハンガリー、インドに製造拠点を構え、サポート拠点は約1500か所に構える。

アジア太平洋地区の営業責任者のブライアン・ジーゼルハート氏は、「運転資格者の減少、安全への配慮、燃費向上などのニーズから、AT化のトレンドが追い風となってきた」と語る。OEMとして350社以上に提供、路線バス、スクールバス、トラック、ゴミ収集車など、商用車の多様なニーズに対応する。

アジア地区統合制御&適合開発部の久保健一部長は「国内大型バスでのトランスミッション市場では8割以上のショアを持つ」と明かす。エンジンのダウンサイジングが進む中、小排気量エンジンパワーを増幅させることで、あらゆる業種の生産性向上を支援する。

同社はEV化にも積極的だ。電気駆動式ハイブリッドシステム「eGen Flex」は、EVインフラ要件を追加することなく、完全電気駆動を実現、シェア拡大を狙う。一方で、「EV化は国によって事情が異なり、各国でインフラが形成されるまでは時間を要するだろう。それまでは従来型トランスミッションの販売と並行する」とジーゼルハート氏は慎重な姿勢を示した。