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桂通商▼熊本県に低温物流センター建設 

2023年01月18日

エア・ウォーターは17日、グループ会社の桂通商が熊本・玉名市に低温物流センターを建設すると発表した。着工は2023年6月、2024年2月の稼働開始を予定。

新たな物流センター構築で熊本県主力産業となる第一次産業の農業の担い手不足、物流の2024年問題の解決を目指す。

現在、熊本県を産地とする青果物の輸送は大型車両による長距離輸送がメイン。大消費地の関東までの輸送は片道1100kmを超え、長時間運転がドライバーの大きな負担となっていた。加えて、荷積み・荷下ろしなどの荷役作業、長時間待機などの課題も山積していたという。

新センターは5~15度の低温域で、県内各地から集荷した青果物を保管、積み合わせ後に出荷する共同センターとしての機能を果たす。荷役作業の効率化やトラック積載率の向上を図り、持続可能な青果物輸送に対応する。

また、選果後の低温保管による出荷タイミングの調整が可能となり、品目ごとに最適な温度管理を徹底し、青果物の品質維持を図る。

桂通商では京都市、兵庫県、大阪市の自社施設においても、物流中継拠点としての機能整備を進める。効率的な輸送とコールドチェーンを駆使した付加価値の高い物流モデルを構築する計画だ。