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オリックス不動産▼環境配慮型「市川塩浜IILC」竣工 

2023年02月02日

オリックス不動産は1月25日、千葉・市川市で開発を進めていた物流施設「市川塩浜II ロジスティクスセンター」竣工に伴い、内覧会を開いた。

首都高速湾岸線・千鳥町ICから約3.6kmに位置。東京外郭環状道路の三郷南IC~高谷JCT間の15.5km開通により、都内主要エリアへのアクセスが良好となった。30km圏内には東京港や羽田空港を擁し、都心への配送だけでなく船便、航空便を利用した広域配送にも適している。

4階建てで延床面積は2万4141.30m2の規模となる新施設は、「市川塩浜Iロジスティクスセンター」の隣接地に45件目として開発。投資開発事業本部の久保田勲副本部長は「環境配慮型物流施設だ」と強調する。オリックスは早くから太陽光パネル発電事業PPA(電力販売契約)に注力。新施設では夜間や悪天候時により電力が不足する場合でも、非化石証書付きの電力を供給し、100%再生可能エネルギー由来の電力を提供する。「今後の開発物件は環境配慮型にシフトしていく」と久保田氏は表明した。

オリックス・レンテックやワコーパレットのマテハン機器、ロボット、無人フォークリフトなどを展示、デモンストレーションが行われた。

最小区画は約1万1900m2から最大2テナントの入居が可能。1階の両面バースには計44台の大型トラックが接車でき、効率的なオペレーションを実現する。テナントのニーズに応じ、垂直搬送機や事務所スペースを追加も可能。既に60社超の企業が内覧を希望しているという。

久保田氏は「おそらく2024年を境に、物流拠点の見方が変わってくるだろう。中継地点など新たなニーズが出てくるのでは。地方での開発も注力する」と語った。