物流不動産ニュース

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法令違反の予防(再発防止策)− 第1回 詳解 物流不動産関係法令

コンプライアンスを主張しなくてはならない背景に、世間の事件多発という事実があります。新手の経済犯罪や企業不祥事などで、再発が繰り返される現実に対処しなくてはなりません。「当社では予防と再発防止策が万全である」という主張こそがコンプライアンスなのです。

過去の事件を反省に動機や犯行の背景を分析してきましたが、再発を防止することができなかった。重大な作業ミスも頻発していますし、事件も繰り返されています。確かにその犯人や当事者は排除されましたが、研究は役に立っていません。なぜでしょう。

事故や事件はTPOがあります。タイム、プレース、オケージョン、昔おしゃれのコツとして言われた時刻・場所・場面のことです。従来の研究ではこれらの視点が抜けていました。犯人や当事者、動機ばかりに注目していて、TPOを参考程度にしか研究材料にしてこなかったのです。

事件や事故は「ある特定の条件が整った場合に、発生する」というのは事実ですから、予防や再発防止にはこのTPOを排除することのみが効果的なのです。動機やよこしまな人物を絶対に排除することは不可能です。

違反や事件がおきる場面を想定して、空間を隔離したり、監視の目を行き届かせなければ、作業や手続きはダブルチェックによってポカミスを防がねばなりません。どれほど従業員に声を荒げても、決意させても、また意識を変えさせようとも、これらのTPOを事前把握しておかねば再発防止にはならないのです。次回は法令違反の事前チェックができる制度について解説します。(続く)

イーソーコ総合研究所・主席コンサルタント・花房陵


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