物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

隠れた名人伝・・・・何でも知っている人 − 第11回 物流不動産のにぎやかな人たち

 通運とは鉄道を利用した物流事業者の総称です。まだ宅配便がなかった頃、それでも30年昔のことですが個人が物流を行うには、郵便小包と国鉄の手荷物輸送(チッキ利用)しかありませんでした。日本通運は国鉄と同じ国策会社でしたが、戦後25年に一般会社になりました。

 物流ビジネスにM&Aが登場するまでのごく最近まで、日通は世界一の資産と規模を誇る最大の物流会社でした。(ドイツポストは民営化後、DHLなどのM&Aを繰り返し一番を固めました)

 鉄道を主軸としながらも国際物流への進出が功を奏して世界一となったとたんに、物流資産金持ちとなった日通は、世界一の駐車場持ち、倉庫持ち、トラック持ちとなり、その物流資産の管理や保守に特別のノウハウを獲得することになりました。

 現在も最大の物流不動産をお世話している特別な企業です。最近の話題では、ターミナル物件の再開発や事業所ビルの立て替えによる複合化、浜離宮前にある本社での相撲道場作りなど、倉庫作り、ビル作り、不動産の事業化モデルなどに積極的です。

 その出自をもつ望月さんは、我々との歩みを好奇の目でご覧になっていました。倉庫管理とか開発、契約や賃貸借など物流不動産の実態は、日通事業所各店での独自管理でしたから、再開発や大規模修繕、新規契約などのサポートサイドでの業務に奔走されていました。日本一倉庫のことを実務として経験され、裏の裏まで熟知していた望月さんとそのチームの塩田さんは、イーソーコ発足の頃からの兄貴分的存在だったのです。

 倉庫の相談と言えばすぐさま、すべてをご存じのお立場でしたから、日本の物流を倉庫の視点からずっとご覧になっていたのです。

 私たちとは倉庫の再開発に欠かせない、事業用不動産としての「評価、鑑定」を専門にする日本物流不動産評価機構(JALPA)代表理事として現在もご活躍いただいています。ロシア貴族と英国紳士を合わせたような風貌と振る舞いに、我々物流マンとはちょっと違いを感じるのはご経験事業の違いが大きいのでしょうね。
(イーソーコ総合研究所・主席コンサルタント・花房陵)


国際物流総合展2021