物流不動産ニュース

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システム思考 - 第10回 物流不動産Bizの人材開発

どんな仕事も役割分担と納期がある。仕事の成果にQCD(Quality Cost Delivery)が言われるのはこのためだ。物流現場の運営も営業商談も自身を含めて役割分担と納期がある。五月雨式の仕事には成果は出ない。相手任せの進行では納期が遅れ、コストがかさみ、品質の保証すら危うくなる。だから、役割分担と納期を設計することが仕事の基本であり、これがシステム思考の初めの取り組みだ。

改めてシステムというものを整理してみよう。これは情報機材やプログラムだけのものではない。システムとは、ある目的のために必要な手続きを順序良く、もれなく、迂回や遅れのないように組み立てるものであり、ワークフローとも呼ばれるものだ。

物流現場の運営は入荷した商品を出荷するまで、様々な工程が組み込まれているが、そのそれぞれの工程を並べてゆくことをシステム設計と呼ぶのだ。

営業商談は相手との交渉により、最終的に契約締結を目的とした活動だ。商談のために必要な情報収集、そして提供する情報の精査と吟味、商談によって持ち上がる話題や疑問、不安への解決策の準備、さらにはビジネス成果としての契約条件の詳細を準備すること。同時に自分だけでなく、仲間の作業や会社としての段取りや準備までも組み込まれているはずだ。

このように、ある目的を定めたらそのためにどんな工程や作業、準備、資材機材、情報が必要なのかを要素に分解して考えなければならない。システム思考を整理してみよう。

 

1:目標や目的は公正明快で妥当なものか

2:目標や目的を要素に分解する(サブ目標、サブ目的)

3:要素分解された作業や工程を実行する(タスクのQCD管理とも呼ぶ)

4:工程や作業の進捗を把握、管理して、遅れやズレがおきないように修正する(PDCAサイクル)

5:目標目的を達成できたら、その成果をノウハウや知見として蓄積する

 

このような一連の流れを整理することがシステム思考であり、システム設計と呼ぶものだ。毎日の業務や仕事を振り返る時、ただ単に業務日報や反省をするだけでなく、実行したシステム行動そのものの評価を振り返るべきなのだ。

 

イーソーコ総合研究所 主席コンサルタント 花房 陵


国際物流総合展2021