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元WBAチャンピオン・竹原慎二氏とイーソーコドットコム代表・早崎が対談 

ボクシング元世界チャンピオン・竹原慎二氏と、イーソーコドットコム代表の早崎幸太郎の対談がこのほど行われました。月刊経営情報誌「アンカー」(報道通信社発刊)とのタイアップ企画で実現されたもので、同誌掲載は2月号を予定しています。

竹原氏はイーソーコ本社に訪れ、以下のように対談が行われました。

 

■29歳でイーソーコドットコム社長に就任
竹原 本日はお時間いただき、ありがとうございます。最初に、早崎さんがイーソーコドットコムの代表を務められるまでの経緯をお聞かせいただけますか。

早崎 私は現在37歳ですが、大学卒業後に大手情報系会社に22から26歳までの5年間勤務しました。多忙な毎日でしたが、いろいろ考えているうちに「自分が成し遂げるべきことはなんだ」と悩んでいる最中、26歳の時にご縁があり、イーソーコに就職しました。入社後、当時副社長だった現会長の大谷巌一から「社長を目指せ」と言われ、入社3年後の29歳でイーソーコドットコム創立と同時に社長に就きました。

現在、イーソーコには子会社、関連会社含め約30社ありますが、イーソーコグループ初の20代社長になることができました。

竹原 企業は人なり、ですね。

早崎 その通りです。現在、イーソーコグループでは若手でやる気と実力を兼ね備えた人材を社長に抜擢しています。会社には一から育ててもらった恩もありますので、イーソーコグループで人材育成に力を入れています。

竹原 イーソーコさんは物流だけでなく、不動産業もやられているのですか。

早崎 イーソーコでは、これまでになかった「物流不動産ビジネス」というビジネスモデルを会長の大谷が生み出し、グループ全社を挙げて取組んでいます。倉庫オーナーと入居するテナントさんとの仲介など、倉庫を基軸に、不動産業の営業手法を取り入れたメニューは豊富にあります。行政や大学、不動産の協会のほか、多数の倉庫会社や不動産会社でも優位性を認めていただいています。
物流、不動産のほか、金融、建築、ITなどのスキルを持った多くの方にご参入いただいているところです。これもご縁ですから、竹原さんもボクシングのスキルで、物流不動産ビジネスを始めてみませんか(笑)

 

■3者で、Win-Win-Winの関係を築く

竹原 現在の事業について教えてください。

早崎 社名と同じ、イーソーコドットコム(e-sohko.com)では倉庫検索サイトの走りとして、日本最多の倉庫情報を持ちます。シェアオフィス事業のほか、人材教育専門の物流不動産BIZも私が立ち上げましたが、こちらはイーソーコの営業責任者・大谷真也に代表権を譲渡しました。私は現在、イーソーコドットコムのほか、学生を主体とした人材育成を行う「しるべ」の代表も兼任しています。

竹原 学生さんとどのようなことをされているのですか。

早崎 これから就職のルールが変わり、一括採用が淘汰されていきます。その際に学生に対して、企業努力が試されるようになります。その動きを我々は早くから察知して、4年前に「しるべ」をM&Aしました。「しるべ」はもともと、学生に学びの場を、無料で提供する事業を展開していました。学生のスキルを高めるために、ワークショップ、リーダーシップ論、プレゼンテーションなどをカリキュラムに組み込みながら、学生のスキル向上とインターンシップでの企業派遣もしています。そのなかで優秀な学生は、毎年イーソーコグループに入社しています。

竹原 かなり幅広く展開されていますね。

早崎 イーソーコグループでは人材を『人財』と呼び、採用・育成に注力しています。しかし、人間には長所・短所があり、適材適所がありますので、入社した若い社員にジョブローテーションでさまざまな業務を経験してもらっています。

竹原 新卒入社は何名程度採用されているのですか。

早崎 大学卒は昨年から本格的に採用しており、今年は5名、来年は10名の内定を決めています。今後は20名、50名と年々拡大していく予定です。

竹原 この9年間、何を信念にビジネスをやられてきたのですか。

早崎 私自身が「楽しい」という感じることですね。楽しさの裏にはつらいことがあると思いますが、それを乗り越えてこそ、仕事が楽しくなるのではないかと考えます。

竹原 物流不動産ビジネスの競合会社はありますか。

早崎 物流業、不動産業に特化した大手企業は全国に多数ありますが、物流不動産ビジネスを推進している会社はほとんどありません。

竹原 9年間社長をやられていて、チャンスをつかむコツはありますか。

早崎 人のご縁ですね。会社は家族みたいなものです。親がいて、兄弟・姉妹がいて、子供がいて。社員が頑張って売上を伸ばし、会社側は社員が成長するための環境努力を惜しまない。この相乗効果で伸びていくものと考えます。
 対外的には倉庫のオーナー様、お客様、我々の3者がWin-Win-Winの関係を構築できれば、皆様が幸せを享受できます。これらをつなぐのは、人の縁だと思います。

竹原 最後に、これからの夢を教えてください。

早崎 人材面をこれからも注力していきます。ちょうど私の世代はIT革命が始まった時期でしたが、これからAI、IoTなどが本格普及していきます。だからこそ逆に、人の価値を高めていくことが重要だと考えます。
 物流不動産ビジネスは、物流と不動産の要素があるため、なかなか自動化はできません。しっかりとお客様に提案できる人材を我々が育て上げていくことこそ、物流業界に対しても、イーソーコグループに対しても貢献できるのではないかと考えています。

対談の模様は、月刊「アンカー」2019年2月号(2月1日発売)にて掲載する予定です。

 

●竹原慎二氏プロフィール●
広島県安芸郡府中町出身。身長186cm、体重86kg、血液型A型。WBA世界ミドル級王者の元プロボクサー、現在はタレント、(株)カンピオーネ代表取締役社長、竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム会長。