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押入れ産業▼韓国KNLへコンサルティング契約を締結 

2008年09月03日

 【月刊ロジスティクスIT記事掲載http://www.logi-it.jp/】押入れ産業は今年1月、韓国企業の大手乳製品メーカーBingreeの物流子会社KNLと協力関係を前提にしたコンサルティング契約を締結した。
 ここでのコンサルティング契約は、押入れ産業が国内で長年培ってきた、トランクルーム(コンテナー保管)、レンタルスペース、文書保管事業ノウハウを韓国企業側に伝授。営業マニュアル、作業マニュアルなどを教え、韓国内のトランクルーム、レンタルスペース、文書保管事業を支援するもの。
 押入れ産業では、事業育成後、韓国企業が信頼される企業になったと判断したあとには、FCチェーン展開含めた協業化も視野においている。国内事業においても、たとえば長期保管の際には、韓国のスペースを活用することで、コスト削減を図るなど、アジアワイドな展開も考えている。
 ▼専門会社「SELF STORAGE」を設立
 Bingreeの物流子会社KNLは冷凍保管・デリバリーなどが行える韓国物流企業。
 新規ビジネスとしてトランクルーム(セルフストレージ)事業を行うことを模索し、日本で卓越した事業モデルを構築し、長年運営してきた押入れ産業に協力を求めた。
 すでに専門会社「SELF STORAGE」(玄 才鐘社長)を設立(Bingreeの100%子会社の位置づけだが、運営はKNLが行っている)。
 押入れ産業の指導のもと、すでに事業は開始している。現在はコンテナー保管(200台保有)を中心に展開。稼働率は60%に達しており、年間1億円(10億ウォン)の売上をめざしている。
 文書保管事業、レンタルスペース事業は次の展開として取り組む予定だ。
 また現在は韓国の東地区に位置する京幾道廣州市に拠点を置いているが、いずれは西地区にも拠点を構え、東西をカバーする方針。
 韓国では海外転勤者への残地家財保管をはじめ、トランクルームニーズは高いが、それに対応した事業の取組みは遅れている。一部業者が行っている取組みもノウハウがないまま行っているため、トラブルが続出している。
 そのため「SELF STORAGE」は韓国における、本格的なトランクルーム事業として注目を集め、事業も順調に推移している。
▼押入れ産業HP▼
http://www.oshiire.co.jp/