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全日本トラック協会▼上半期の営業用トラック死亡事故についてデータ公表 

2015年10月04日

全日本トラック協会は9月28日、今年1~6月の交通事故統計分析結果を公表した。協会では1万台あたりの死亡事故件数として「2.0」を目標に掲げているが、統計では「2.51件」。目標を大幅に上回る状況となっているが、昨年の「2.7」からは0.2ポイント減少していることがわかった。

統計によると、期間中に営業用トラックが第1当事者となった死亡事故件数は155件で、年間では310件ペース。都道府県別では東京都が13件で最も多く、次いで大阪府11件、千葉県と神奈川県がそれぞれ9件、静岡県、兵庫県、広島県がそれぞれ7件。車両区分で傾向を見ると、大型が94件で60.6%を占め、次いで中型が50件(32.3%)、普通11件(7.1%)と続く。

死亡事故の累計では「車両相互」が最も多く80件(51.6%)、次いで「人対車両」の59件(38.1%)、「車両単独」(10.3%)と続いている。「人対車両」の傾向を見ると、「横断中 横断歩道」が最も多く14件(23.7%)、次いで「路上横臥中」13件(22.0%)、「横断中 その他」10件(16.9%)と続いている。全体では「横断中」の事故が30件(50.8%)と5割以上を占めており、なかでも「路上横臥中」の事故は前期の14.7%から大幅に割合が増加している。