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GLP▼埼玉県川島町に延床4.9万m2の物流施設を着工 

2016年04月05日

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は3月15日、埼玉県比企郡川島町でマルチテナント型の先進的物流施設「GLP 川島」を着工した。竣工は来年4月の予定。

GLP 川島は地上4階建て、約4万9000m2(メザニンを追加した場合:約5万4000m2)の先進的物流施設で、東北自動車道まで延伸した圏央道川島ICに隣接し、関越自動車道、東北自動車道への接続にも至便な上に国道254号線も利用可能な立地。

これらの道路を使い分けることによって、広域配送に加え、地域内配送や都心配送へのオペレーションが可能。

「1、2、4階が倉庫部分で、3階は事務所エリアのみだが、Eコマースやアパレル企業など天井高を必要としないテナント企業の場合、要望によりメザニン(中2階)フロアとして3階を追加することができる。

保管機能を重視するテナント企業の場合は、メザニンを設置せずに7.5mの天井高を有効利用できる。

1階部分は土地の高低差を活かして高床低床両方のバースを設置すると同時に、製造メーカーや飲料メーカー向けに2.5トンのフォークリフトが走行可能な構造となる。

全館LED照明や太陽光パネルの設置など環境に配慮した設備も兼ね備え、水害対策として非常用発電機を含む電気室を2階と3階に設置するBCP対応や制振ブレース構造を採用するなど安全性を確保した上で、コスト面の配慮を加えている。

GLPの帖佐義之社長は「GLPはすでに埼玉県下では、15棟の施設を運営しており、現在この施設と『GLP 狭山日高II』を開発中。埼玉県下の物流施設へのニーズは底堅いと見ており、小売、食品、アパレル、通販など幅広い業種の企業に様々な物流ソリューションの提案をしていく」と話した。

なお、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による開発物件となる。

 

■施設概要
施設名:GLP川島
所在地:埼玉県比企郡川島町
敷地面積:約2万7000m2
延床面積:約4万9000m2(メザニンを追加した場合:約5万4000m2)

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