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アライプロバンス▼1号案件「アライプロバンス浦安」竣工 

2021年11月04日

アライプロバンスは10月28日、千葉・浦安市の浦安鉄鋼団地内で同社開発第1号案件「アライプロバンス浦安」の竣工式を執り行い、関係者100名超が訪れた。

同社は2020年に製造業から不動産業へと転身、前身の新井鉄工所・浦安工場跡地の敷地面積1万4878m2に4階建て延床面積3万4598m2のマルチテナント型施設を開発。倉庫スペースの約半分となる2・3階を日通・NPロジスティクスが入居、ハイテク製品のデポとして活用する。

神事後の祝賀会で、新井嘉喜雄社長は「最新機能・設備を整えたほか、弊社のモットーである遊び心を加え、心安らぐ憩いの空間として3つの庭を創った。これからもチャレンジ精神ナンバー1の総合不動産カンパニーを目指す」と力強くあいさつした。

祝賀会では施工の西松建設・髙瀨伸利社長と、建築家・菅原大輔氏が登壇、トークセッションが開かれた。菅原氏は地域と建築の視点からデザインする建築家で、物流施設を手掛けるのは今回が初。同氏は一番思い入れが仕掛けとして「海の庭」を挙げた。物流施設らしからぬ南国情緒あふれる風景が、菅原氏の狙い通りに内覧者を圧倒した。アライプロバンスでは海の庭、施設前バス待合所を「道の庭」、四季折々の花を植栽する「四季の庭」のユニークなデザイン性を全面に押し出し、物流施設で異例となるグッドデザイン賞を狙う。

中締めで新井太郎専務は「小回りの効く独自性を徹底追及し、ワクワクしてもらえるような事業展開をしていきたい」と述べた。同社2号案件は東京・江戸川で大型物流施設の第一期工事を着工する計画。