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日新▼マレーシアにマラッカ・ロジスティクスセンター竣工 

2007年07月30日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】(株)日新は7月25日、マレーシア現地法人「NISTRANS(M)SDN.BHD.」がマラッカ州に建設中だったでロジスティクスセンターが完成したと発表した。
この施設は、総工費6億円を超える投資で建設され、マレーシア半島を縦断する南北高速道路に面した好立地。南はシンガポールへ225km, 北はクアラルンプール市へ120km、ポートケラン港へ160kmに位置している。
敷地面積3万3284㎡に、1万3000㎡の倉庫と750㎡の事務所を併設し、10コンテナードックを備えている。
アセアン域内で調達された自動車部品の供給、完成部品の出荷基地として機能を担う。HICOM工業団地内に立地する同施設は今後、工業団地に進出する製造業への物流サービス提供も可能となり、進出企業のSCM構築を物流面で支援することを目指す。
州政府やデベロッパーなどと共同して企業誘致を物流面から支援することで「マラッカ地域経済への貢献も図って行きたい」としている。
同法人は、1994年に駐在員事務所から現地法人に格上げし、日系企業の三大集積地であるクアラルンプール、ジョホールバル、ペナン地域に航空・海上、陸上貨物を取り扱う7拠点の事務所・倉庫を設置してきた。
マラッカ州への進出は初めてで、8番目の拠点展開。アセアン日新グループ6社は、域内サプライチェーンマネージメント構築を目指す日系製造業に、タイ-マレーシア-シンガポール間や、タイ-ラオス-ベトナム間のクロスボーダートラック輸送サービスの提供を共同の重点事業としている。マラッカでの拠点確保で、さらにきめ細かいネットワークを活用した広域物流サービスの提供が可能となった、としている。