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マルハニチロHD▼グループ事業再編、物流機能を一元化 

2007年12月26日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】マルハニチロホールディングスは12月19日、グループ事業の再編を発表した。2008年4月1日付で連結子会社のマルハ、ニチロを会社分割・商号変更するほか、マルハ物流ネットを商号変更。また、畜産事業会社を設立し、新たな企業グループ体制を構築する。
10月1日のマルハグループ本社とニチロの経営統合後、規模の拡大と機能の相互補完を行いながら、生産や販売体制の効率化に向けて検討していた。その結果、重複機能の削減によるコストダウンと事業の成長を目的として、2008年4月1日付で水産、食品、畜産、保管物流4つの主要事業会社と共通機能会社による新しい企業グループ体制を構築することにしたもの。
各事業会社は、独立会社として企画、開発、生産、販売までの一連の経営機能を保有し、マルハニチロ全体のグループ価値の最大化と成長を図る。
このうち保管物流事業会社は、国内3位の庫腹量と太平洋沿岸ベルト中心の立地を生かし、これまでの保管中心から通関・保管・配送を一貫して受託できる企業を目指す。マルハ物流ネットは商号を「マルハニチロ物流」に変更するとともに、マルハニチロ食品が会社分割する保管物流事業を承継する。
マルハニチロHDでは、2009年3月期の4事業会社などの再編による統合効果として、コスト面ではグループ会社を含む要員適正配置による人件費減、事務所統合、調達コストや物流コストの低減などにより約25億円、事業面では統合による収益シナジー効果として約15億円、合計約40億円程度と試算している。事業会社ごとの詳細については「事業会社発足後平成20年4月以降に公表する」としている。
保管物流事業会社の概要
商号:マルハニチロ物流
事業内容:低温保管・低温輸配送
設立年月日:平成14年10月16日
本店所在地:東京都中央区豊海町14-17
代表者:取締役社長内山俊夫(現マルハ物流ネット取締役
     社長兼マルハニチロホールディングス執行役員)
資本金:4億3000万円
決算期:3月31日
主要株主:マルハニチロホールディングス(100%)