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日本通運▼中国広州にマルチロジスティクスセンター開設 

2008年02月04日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】日本通運は1月30日、香港日本通運が多機能型メインハブ拠点として、華南地区の広州市経済技術開発区(永和区)に「広州マルチロジスティクスセンター」と花都区に「花都サテライトロジスティクスセンター」を相次いでオープンしたことを発表した。日通グループでは、2004年8月から中国国内の自動車生産用部品の輸送を開始し、2007年度には実績が1000万トンに到達、今後も増加を見込んでいる。
今後は中国国内だけでなく、中国から他地域への輸出や東南アジアの生産拠点への域内輸送の需要が高まるとして、需要増加や輸送ルートの変化に対応し、より効率的な輸送を実現するめ、多機能型ハブを設置、活用することで「輸送確実性の向上」「リードタイムの短縮」「在庫削減」など高品質なサービスの提供が可能となる、としている。
「広州マルチロジスティクスセンター」「花都サテライトロジスティクスセンター」は、トラックドックと海上コンテナドックを兼ね備えており、自動車生産用部品の国内物流(JIT納品)と国際物流(輸出入)の両方に対応可能。
両施設の完成により、日通グループの中国での倉庫総面積は38万㎡を超えた。また、2008年度中には、自動車関連産業が集積する南沙区にも約1万㎡の倉庫を建設、この地区での拠点整備を推進、中国国内の102拠点に及ぶネットワークを有効に活用し、「あらゆる物流ニーズに対応していく」としている。
同社では、これらの多機能型ハブを中国との連携を強めるアセアン諸国への重要な拠点と位置づけ、中国華北地区からシンガポールに至る陸上輸送網へとつなげて行く考え。