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ESR▼17.7万m2の物流施設、大阪府藤井寺市に竣工 

2017年07月18日

ESRは、大阪府藤井寺市に建設中の「レッドウッド藤井寺ディストリビューションセンター」は計画通り竣工した。すでに約半分の倉庫面積が入居を決定としている。

施設は2016年11月30日に竣工した「レッドウッド南港ディストリビューションセンター1」に次ぐ、ESRの大阪圏2番目のプロジェクトで、物件単体としてESRの竣工済物件では最大延床面積17万7559m2・地上5階建ての耐震構造・ダブルランプ形式のマルチテナント型の物流施設。

4つの高速道路(西名阪自動車道・阪神高速・近畿自動車道・阪和自動車道)の合流点「松原JCT」が至近、各最寄りICより1.5km~2.5km内に位置している。2府4県(大阪・京都・奈良・和歌山・兵庫・滋賀)へ好アクセス、関西一円のハブとなる物流適地となっている。

また、大阪港・関西国際空港へも好アクセス、輸出入貨物にも好立地。クロスドック物流にも適応し、冷蔵冷凍設備の増設も可能だ。

ニーズが高まっている危険物庫(第4類)も2区画(計150m2)あり、4~5階は荷物用エレベーター12基を装備、多層階オペレーションが可能。24時間フルタイム稼働も可能で、セコムによるセキュリティも完備している。

藤井寺市の人口6万5570人(2017年5月末時点)、近隣に住宅街が広がり、従業員雇用の観点からも優位な立地。約800~1000人の雇用創出が見込まれている。普通自動車376台の駐車場、自転車置き場も完備している。

さらにESRの掲げる「HUMAN CENTRIC DESIGN.」(人に優しい設計)を施し、緑溢れる遊び場もある託児所(BARNKLUBB バーンクラブ /1F)、無線LANや大型テレビを導入したラウンジ・ショップ(KLUBB クラブLounge・KLUBB クラブ Shop/5F)など働く人にとって快適なアメニティを提供する。

アメニティKLUBB エリアデザイン設計は1級建築士事務所タカトタマガミデザインの代表、玉上貴人氏が担当し、「スポーツバーのようなイメージで、津堂遺跡の跡地という歴史的背景から大地の記憶を遺す「地層」や古墳群がつくる「地形」にインスパイアされたデザインとした。ラウンジからは街並みの向こうに山々が見渡せる」と述べている。

BCP対策では、あらゆる非常事態での停電に備え、非常用自家発電機を整備。停電時には事務所照明、電源の1部、倉庫内荷物用エレベーターの1部も使用可能能。1部トイレも災害時に使用可能。

CASBEE(建築環境総合評価システム)Aランク基準を満たし、LED照明(共用部・倉庫全て)、太陽光発電システム、雨水貯留層や節水システムの導入、充実した緑化計画、再生材の活用、建築資材の使用量削減等、再生可能エネルギーを積極的に活用し環境負荷の低減に配慮をしている。

なお、この建設地は古墳群が現存する旧石器文化の栄えた地域で「津堂遺跡」の跡地。建築に先立つ発掘調査で遺構や遺物が多く出土した。歴史的文化財を継承することを目的に、藤井寺市と協力の下、津堂遺跡についての紹介と大型建物の復元模型を展示するスペースを設けることになったもの。

■施設概要
名称:レッドウッド藤井寺ディストリビューションセンター
所在地:大阪府藤井寺市津堂4‐435
敷地面積:8万2719m2
延床面積:17万7559m2
賃貸面積:15万6229m2
用途地域:準工業地域
構造:地上5階建
最小賃貸区画:1500坪
竣工日:2017年3月31日

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