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UPR▼マッスルスーツ試着会で腰の負担軽減アピール 

2019年04月28日

ユーピーアールは4月19日、報道関係者に向けた初の試み「アシストスーツ」試着体験会を東京本社で開いた。

同社は2010年にブランド名「マッスルスーツ」でアシストスーツ事業に参入、物流現場での荷役作業の負担を軽減できることが口コミで広がり、現在までの累積販売実績は約1万着に及ぶ。2016年には同社オリジナルのアシストスーツを販売開始、2018年に世界初となる2万円台の製品販売を開始した。

同社が目指すのは、腰痛発生後の治療ではなく、荷物の上げ下ろし時に腰にかかる負担を軽減させることと腰痛予防だ。今回の体験会は当初、4月20日(腰痛ゼロ)に検討されたが、土曜日だったことから一日前倒しされた。

同社が提供するアシストスーツのラインナップは、動力タイプと無動力タイプの2種類。動力タイプはコンプレッサやモーターが装備され、力作業が必要な際の着用に想定され、価格設定は80万円から。無動力タイプは2万円が2製品、3万円が1製品のほか、「人工筋肉」をバネとして作業を補助するタイプは49万8000円。

写真は、廉価で導入可能な「サポートジャケットBb+FIT」。2000社超の現場ニーズを吸い上げ、金沢大学と共同で人間工学に基づき開発。背中から骨盤にかけ、第二の背骨代わりとなる「外骨格」の働きを持つ。新たな体幹を生み出すことで、背骨、腰の理想的な姿勢を誘導、腹筋や背筋などの筋肉を正常に機能させ、腰の負担が大幅に軽減する。

重量は0・5~0・6kg、着脱は慣れると30秒ほどで完了する。腰に着用するコルセットのような手軽さがあるものの、スムーズな上げ下ろし作業が実感でき、正しい姿勢への習慣づくりにも役立ちそうだ。

アシストスーツは物流現場の荷役作業のほか、製造、農業、介護現場でも導入が進む。長澤仁アシストスーツ事業部長は「近いうち、加速度的に導入が進むだろう」と自信を込める。