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日本GLPほか▼「ALFALINK相模原」で救援物資配送訓練 

2022年11月03日

日本GLPは10月27日、GLP ALFALINK相模原において神奈川県相模原市、佐川急便、西濃運輸との合同救援物資配送訓練を実施した。

災害時における救援物資の受入れ及び配送等並びに救援物資受入れ拠点の設置等に関する協定は、21年11月に相模原市、日本GLP、佐川急便間で、22年2月には相模原市・日本GLP、西濃運輸間で締結。災害発生時の強固な連携体制構築を目的に、関係機関が立ち合い、作業を通した訓練を行った。

訓練内容は情報伝達のほか、物資荷役作業、物資配送など実際の作業を想定。佐川急便のトラックで運ばれた物資を西濃運輸バースで受け入れ、検品、保管を経て、佐川急便の仕分けエリアで出荷を完了した。

被災時の常套手段だった手作業による荷物リレーではなく、自動仕分けを採用。佐川急便が導入済のコンベヤとソータを活用することにより、送品先(避難所)別の仕分けを1時間あたり4000個(小さい荷物なら5000個)の速度で可能とした。相模原市の避難所は小学校など105拠点あるが、訓練では津久井総合事務所(相模原市緑区)に送品された。

今回の訓練により、全国から届いた物資を24時間・365日体制での受け入れと、被災地への迅速な輸配送を実現。自治体と物流会社連携による、新たな防災の先進モデルが出来上がった。訓練終了後は4者で講評・検討会を開き、災害発生時の課題を確認し合った。