物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

問題解決術 - 第7回 物流不動産Bizの人材開発

マネージャーになると内線電話と会議で1日が追われるように過ぎてゆく。外出していてもメールや呼び出しが頻繁になり、自分の時間がどんどん削られてゆく。「部下や同僚の心配をすることが仕事なんだ」と割り切れば良いけれども、心配の種は尽きない。

何が問題なのか! 毎日が終わると明日の対応を準備しなくてはならない。仕事を忘れ、のんびりすることもできなくなる。良い傾向ではないか、問題解決こそがベテランの証拠だし、経験を活かすチャンスなのだ。

ある症状が問題だと気づくのは、標準値や基準を意識している証拠であり、優れた仕事をしていることになる。異常値を捕まえることが問題把握の第一歩なのだ。他から指摘されて問題だと思い至るのは、未熟である。

いずれにせよ、問題は解決しなくてはならず、しかも時間は待ってくれない。

問題に早く気づくには、真善美を心がけている必要がある。

「何が真理、正解なのか」「どうあるのが誠実で善なのか」「美しさはどこから生まれるか」

この三つの問いと自問、振り返りという内省が欠かせないのだ。昨日と同じ仕事をするなら、真善美の観点で進化できたかを振り返らなければいけない。

昨日には無かったのに、今日当然トラブルが発生したら、まずは問題解決をしなければならない。

条件反射は最も避けなければならない習慣だ。問題、原因、対策を公式通りにマニュアルのように覚えているのは感心しない。

ミスのリカバリーは、計算間違えとは違うはずであり、全く同じトラブルは起きるはずもないからだ。状況や環境、相手や影響先が異なれば、打ち手は同じかもしくはいつも通りというわけにはいかないのだ。

問題はギャップだという人がいる。望ましい状態、つまりは真善美の状況から逸脱や乖離したことによって表面化する。ギャップは程度がわかればそれを埋めれば良いのだ。

問題には原因があるという。しかも、たった一つの原因であるはずはない。常に複合化しており、派生的な様々な原因が累層していることが現実だからだ。真の原因、複合化された原因の組み合わせなのだ。

金がない、では金を手に入れれば良い、などという短絡思考では困るのだ。

問題を認識したら、その原因や複合している構造を整理して、直ちに手を打てるところから攻めるべきだが、打ち手を準備するための時間や別の手が必要になることがあるが、それを課題と呼ぶ。

問題→原因→対策、打ち手→次の対策を準備するための課題

この構造が浮かばなければ問題は解決できず、できたとしても必ず再発する。

問題解決の技術は、原因と課題の選び方にあるのだ。

 

イーソーコ総合研究所 主席コンサルタント 花房 陵