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大和ハウス▼「DPL流山 II」竣工で流山プロジェクト完成 

2023年05月04日

大和ハウス工業は4月24日、千葉・流山市で進めていた「DPL流山 II」が竣工したと発表した。同社最大プロジェクト「DPL流山プロジェクト」の最終棟が完成したこととなる。

同プロジェクトは2016年に開始した7年越しのもので、2018年4月「DPL流山I」(延床面積15.1万m2)を皮切りに、2020年10月「DPL流山III」(同12.2万m2)、2021年11月に同社最大規模「DPL流山 IV」(同32.3万m2)を竣工した。「DLP流山II」(同14万m2)を合算した総延床面積は約73.7万m2で東京ドーム15個分に相当する。同社はマルチテナント型物流施設で、こうした開発手法は同社として初の試みで4棟すべて満床で稼働中だ。

DPL流山IIは4階建てで稼働は5月1日。1階にファーストリティリング、2階にEC事業者の大和心、3・4階には食品会社が入居し、満床稼働となった。

テナント従業員の働き方改革の支援策として、専用の保育施設やドライバーステーション、カフェテリアなどを完備。免震システム、非常用発電機や防災備蓄倉庫、マンホールトイレなどを設置し、BCP対応として防災にも配慮した。太陽光発電システムは2024年7月設置予定で、同プロジェクト全棟でシステムを搭載、発電出力は約10MW。

同プロジェクトでは、同社と流山市による災害協定締結や地域の子ども食堂と連携するなど、地域との共生に向けた取り組みも図る。