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CRE戦略と物流不動産▼第1回 CRE戦略って何?

 国土交通省の土地・水資源局から、本年4月末に「CRE戦略を実践するためのガイドラインおよび手引き」という公開資料が開示されました。

 すでに手に取られて研究されている方もあるでしょうが、ガイドライン80P、手引き183Pの膨大な資料です。当社(イーソーコ(株))の倉庫物件に関する情報提供事業も紹介されており、今後の物流不動産ビジネスには欠かせない重要な開示資料となっています。

 今回の連載12回でこれらの資料を概観して、サマリーをご紹介してゆきます。CRE戦略とは何か、それはどんなモノなのか。なぜ今あえて戦略論なのか、を踏まえて、これらの資料を読み進めてゆきますので、ご興味の範囲で本資料(国交省HPよりDL可能です:以下ガイドと呼びます)をご覧いただければと思います。

 CREとは、企業不動産の略でCorporate Real Estateを略しています。所有や利用の不動産ではなく、企業の不動産をどのように調達・管理・運用してゆくか、というマネジメント手法の側面が強化されているように思います。

 元来の企業が所有している不動産を指すばかりでなく、企業経営の一環として不動産をどのようなポジションに据えるのか、また事業実態と不動産の関係をどのように融合化させ、いっそうの収益貢献に役立てるかを研究した成果のようにも読みとれます。

 ガイドでは、CRE戦略の実践というように、実務に際しての手法や手順を示しており、税法や評価方法、相場情報の入手や実際の管理業務に不可欠の情報システム設計などまで言及している。(実際にはASPサービスで提供している@プロパティというソフト紹介もしている!)

 いずれにせよ、企業活動のウチではヒトモノカネ情報という制約資源でのパフォーマンスがきわめて低調な時代に、忘れてきた不動産が低金利時代と金融サービスの活性化と共に、新たな稼ぎ頭になりつつある実態を丁寧に紹介している有用な情報といえるでしょう。物流不動産も企業不動産の一部であり、当然にCRE戦略の一環として導入検討がされるべきモノですから、ガイドの熟読と十分な応用理解が欠かせないところです。読者の皆様にも膨大な量にひるまず習得して頂けるよう、私もガイドを努めて参ります。
(イーソーコ総合研究所・主席コンサルタント・花房陵)

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