物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
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高まる物流不動産市場への関心 − 34 

 実は、寄稿以外に、セミナー依頼もあり、2月9日に行った。また、雑誌「WEDGE(ウェッジ)」の今年1月号では物流不動産の特集が組まれ、物流業界の多くの方が読んでいた。物流不動産市場への関心が高まっているようだ。
 セミナーの中では、物流不動産市場自体の話もしたが、動向に強い影響を及ぼす要因として、通販物流と環境の二つを挙げた。それに対する質問が多かったのが印象的だった。
 通販の話は、雑誌にも書いたので、そちらを参照いただきたい。
 環境というキーワードは、長年言われ続けている。しかし、なかなか爆発的に発展しなかった。コストの割に、具体的なメリットがはっきりしないという問題が大きい。
 しかし、ここ数年で大きく変わってくると実感している。それが省エネ法の改正だ。コンビニなどは、建物から排出されるCO2の削減義務付けがある。最近、コンビニに太陽光発電や、LED照明を設置したニュースを聞くのも、法改正が原因だと考えている。法律の改正で、環境対応というのが、“やらなくてはいけない”ものになっている。
 物流施設の場合、法律が適用されるかどうか、はっきりとは確定していない。しかし、適用されることは十分に考えられる。適用されれば、環境というテーマが物流施設に大きな要因を及ぼすことになるのは間違いない。
 (了)