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食材卸のホッコク▼全国の物流拠点を統廃合 

2010年03月03日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】ホッコクは2月22日、同社の全国7営業所と経営再生支援先である東洋商事の全国9営業所の営業・物流拠点の統廃合を行うと発表した。
 各拠点での営業・物流の取扱高を高めるとともに営業、SV、配達などの業務の役割と責任を明確にすることでグループとして機能強化と業務の効率化を図る。
 ホッコクは、FC本部として食材の卸をおこなっており、直営、FC店舗と東洋商事の合計約8000店の販売顧客に対する仕入を一元化することで、消費量の増加を図り、スケールメリットを生かした仕入原価の低減と製造効率の向上を図っていく。
 昨年12月に東京地方裁判所から東洋商事と東商ニッカ食品の再生計画認可決定を受け再生計画に基づいて、3月1日に会社分割を東洋商事が実施し、同日付けでホッコクは分割承継された後の東洋商事とニッカ食品の株式を取得し子会社とする。
 東洋商事は、業務用食材卸として、麺、うどん店や一般食堂向けの食品卸を手がけ、近年は食品スーパーや外食チェーン店などの新規顧客を獲得し、業務用総合食品問屋の地位を確立してきた。調理冷凍食品、ドライ食品、水産物、畜産品と取扱商品も多岐にわたる。関東はじめ大阪、名古屋などの主要都市に9営業所を置き、大型物流センターなどを設置している。
 東商ニッカ食品は、東洋商事の惣菜製造業として、麺、惣菜、餃子、シュウマイなどの製造を手がけきた。