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日本通運▼貨物量回復受け、成田空港第二物流センターを再開 

2010年10月03日

 日本通運は、日本を発着する国際航空貨物の取扱数量が大幅に回復したことを受け、2009年2月から運用を休止していた成田空港第二物流センターを10月1日から再開することを決めた。
 同社は、成田空港の北4kmに位置する野毛平工業団地内に「NARITA Air Cargo City」を設置し、輸出、輸入、生鮮、ロジスティクスの機能別に4つの保税施設を自社で運営してきた。しかしながら、2008年9月のリーマンショック以後、世界的な景気減速により輸出入航空貨物が激減したことから、輸入専用の成田空港第二物流センターを閉鎖し、第三物流センターに輸出入の機能を集約させていた。
 2009年1月に月間8700トンまで減少した輸出混載重量が、今期には2万トン前後まで回復。また、2009年1月に月間3万5000件まで減少した輸入件数も4万3000件程度まで回復したことを受け、同社は日本発着国際航空貨物取扱数量は一定の水準まで回復したと判断。年末の繁忙期を前に成田空港物流センターの全面再開を決定した。