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ヤマト運輸▼羽田物流ターミナル新設、総投資額1400億円 

2010年11月03日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】ヤマト運輸は10月25日、「羽田物流ターミナル」を建設すると発表した。総投資額は1400億円で、荏原製作所から2008年4月に854億円(12階建てビル含む)で取得していた東京都大田区羽田旭町の約10万㎡の敷地に、建設・設備に約542億円を投資し、物流棟を中心に総延床面積約20万㎡のターミナルとなる。
2011年1月に着工し、2012年7月竣工、2012年10月稼動開始を予定している。
羽田物流ターミナルは、アジア全域におけるサプライチェーンマネジメントのニーズに応えるための統合ソリューション・ターミナルで、ヤマトグループの企業理念を具現化したショーケース・ターミナルという。
新ターミナルの主な機能として、海外から入荷した商品を通関、流通させる「ダイレクト輸送機能」により在庫拠点の圧縮を実現。物流コストの低減と効率化を提供する。
海外から入荷した商品を小口仕分けし、素早く出荷する「グローバル・クロスドック機能」により、在庫回転率の向上と在庫量の極小化を実現。変化する市場へのスピーディな対応で、効率的な生産、販売態勢の確立を支援する。
あわせて、国内外にわたる複雑な物流モデルに、多彩な輸送手段を提供する「マルチ輸送機能」で、ニーズにあわせた陸海空にわたる最適な輸送モードを提供する。
さらに、製品加工やキッティング、メンテナンスなど「製品・流通加工機能」により、エンドユーザーまでのスピーディで安全、確実な配達を実現する。
物流棟は、地上6階(縦114m、横240m、高さ48.6m)で、延床面積約17万㎡。「大物仕分け機」「小物仕分け機」など、最新鋭のマテリアルハンドリング機器を複合的に導入する。
マテリアルハンドリングのラインを左右対称の配置とし、時間帯や用途によって可変性の高い稼動を実現する新オペレーションを導入することで、仕分け効率を大幅に向上する。
これらの設備により徹底的な自動化を図り、荷物処理能力を従来型ターミナルよりも約50%向上させ、200台を越えるトラックバースとの連携により、物流に関わる時間と移動距離を最小化する。なお、自動化による、作業人員と労働時間の低減率は約44%を見込んでいる。
同時に、ターミナル内の荷物の物量、作業状況を把握するシステム、敷地内の車両を的確に誘導するシステムなど、最新のシステム導入を計画しており、「次世代の物流ターミナル」を実感できるプレゼンテーション施設、施設見学コースを配備する。
なお、入居予定のグループ会社は、ヤマトロジスティクス、ヤマトパッキングサービス、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ヤマトマルチメンテナンスソリューションズ、ヤマト包装技術研究所、ヤマトホームコンビニエンス、ヤマトシステム開発、ヤマトフィナンシャル、ヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレス。
地域貢献施設として、、ターミナル敷地内に「和の里パーク」(地域貢献ゾーン)を設け、里山を模した広場やフォーラム(体育館)、宅急便センターを配置する。
待機児童のニーズに応える託児所や障がい者の雇用促進と自立支援を推進するスワンカフェ・ベーカリーを併設する。
太陽光発電を積極的に活用、雨水を利用した車路低温化を図るなど各種環境設備を導入することにより、施設全体のCO2排出量は約46%の低減が見込め、年間で約1万4000トン削減する。
「羽田新ターミナル」建築計画の概要
名称:羽田物流ターミナル
建設地:東京都大田区羽田旭町11-1
構造・規模:PCaPC造、S造(物流棟6階、事務棟8階、最高高さ48.6m)
駐車場:572台(一般238台、大型118台、搬入216台)
敷地面積:98,872.87㎡
建築面積:45,267.37㎡
延床面積:197,697.70㎡
設計者:日建設計
施工者:鹿島建設