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秋元運輸倉庫▼社員にフォークリフトの実技試験 

2010年11月04日

 秋元運輸倉庫(本社・東京、荒牧敏夫社長)は10月16日、社員のフォークリフト有資格者実技試験を行った。約20人が参加し、技術の向上を図った。
 全国フォークリフト大会の優勝経験者をアドバイザーとして招き、本格的なフォークリフト試験となった。「普段からフォークリフトを利用しているから、技術はあると思い込んでいるところがある。試験という形で一つ一つ確認していくことで、それぞれの個人の問題を明確化したかった」と責任者の酒井利之第2事業部部長代理は語った。同社として、本格的な試験は、初の試み。
作業風景
試験で、社員個人個人のクセが明らかに
 チェックポイントは、乗車前のオイル漏れ点検、乗降の仕方、走行中の安全確認、荷役作業など。それぞれに細かいチェック項目を用意した。
 結果は個人の“クセ”がはっきりと現れた。一番難易度が高かったのは荷役作業。大半の人が、チェックを受けた。しかし、荷役作業にほとんどチェックがなかった人が、乗車前の指先確認箇所を抜かすといったことも。フォークリフトを動かす技術もだが、普段の安全確認の差も現れていた。
 チェックを受けた項目は、実技での再教育が課された。また、全くできていないと判断された項目は、後日の再試験となった。
 今回の試験は、社員が対象だったが、協力会社などにも広げていく考えだ。試験の回数を重ねることで、技術の向上を図り、将来は、全国フォークリフト大会での優勝を目指していく。