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富士物流▼マレーシアで新倉庫 

2011年09月01日

富士物流(今泉正道社長、東京都港区)は25日、マレーシア北部の工業団地クリムハイテクパーク内で日系企業としては初めて自社倉庫を建設する、と発表した。親会社の三菱倉庫の協力を得て、両社の協業による新拠点設置の第1弾となる。今後もグローバルネットワークの拡大と顧客へのより高品質で高度な物流サービスを目指し、協業を進めていく。
 富士物流マレーシア社は1997年3月の設立以来、輸出入業務や工場内物流などのサービスを展開してきた。既存主要顧客の事業拡大に対応するとともに、これまで以上に幅広いサービスの実現を視野に、富士物流海外拠点では初めてとなる自社倉庫を建設することとなった。設備投資額は約6億円。
 名称は、富士物流マレーシア社クリム倉庫。建設地はメーカー各社の生産工場が集積するマレーシア有数の工業団地内。敷地面積1万1896平方m、延べ床面積8914平方mで、保税機能を持ち、電子・精密機器にも対応可能な空調設備、海上コンテナ対応のドッグレベラー8基を備える。開設時期は来年4月を予定。
 富士物流では新倉庫開設により新たな需要発掘とさらなる営業拡大に取り組み「今後ともマレーシアで三菱倉庫とのフォワーディング事業や営業面での連携を深めていく」としている。