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トヨタ自動車の豊田社長は、「円高の進行で日本からの車両輸出の収益が圧迫される中、弊社はいくつかの製品に関して北米を拠点とした輸出に興味を示している」と発言した。北米トヨタの稲葉社長はデトロイトで開催中の北米国際自動車ショーで、記者団に対し「われわれは北米で生産した車両の輸出機会を探っている。現在北米では12のモデルを製造しているが、そのいずれにも可能性がある。現在そのポテンシャルを徹底調査している」と語った。トヨタは昨年、韓国で販売する「カムリ」について、日本からの生産・輸出に加えて、米国からの生産・輸出することを発表していた。ロイター通信がまとめた統計によると、トヨタは10万台の車両を米国から19カ国へ輸出しており、そのうちのほとんどが北米自由貿易協定を結んでいる国である。稲葉社長は、「世界の供給源としての北米という新たな時代は今始まったばかりだ」と述べた。