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センコー▼カザフに合弁会社 コンビニ物流担う 

2012年03月29日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)と大手流通グループ・イオン傘下のミニストップ(同・千葉市、阿部信行社長)は5月をめどに、カザフスタンで小売事業などを手掛けるRTS社を交え合弁会社を設立する。同国でのコンビニ事業の展開が目的で、年内の出店を目指す。
 RTSはカザフスタン有数の財閥であるランカスター・グループの関連会社として、小売り、広告事業を展開。コンビニのミニストップと、物流や商品調達のノウハウを持つセンコーの資源を合わせた新会社を通じ、カザフスタンでコンビニ事業を展開する。
 資本金は約2億7000万円。出資比率は、RTSが51%、ミニストップが39%、センコーが10%。店舗はカザフスタン最大の都市、アルマトイに1号店を出店する。
 センコーはコンビニ商品の輸送、保管、流通加工を担当するとともに、独自の商流機能を生かした輸入業務も行う予定。
 同社はおととし、カザフスタンと中国の産業・貿易振興を目的とし、両国の国境地帯に位置するホルゴスに物流エリアの建設を進める戦略的共同国家プロジェクト「ICBCホルゴス」へ参画。
 カザフスタンでの物流拠点および国際ハブ拠点の開発を進め〝21世紀のシルクロードの構築〟を目指している。