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日新▼不動産開発室をCRE企画室へ改称 

2012年04月01日

 日新(横浜市中区、筒井雅洋社長)は4月1日、不動産開発室をCRE企画室へ改称した。
 横浜市に持つ不動産の再開発がメインであった不動産開発室の業務内容を拡大。CRE企画室は、同社保有の物流施設の機能性向上、遊休地の活用、老朽化した施設の改修などを企画し、グループの持つ不動産の価値を最大限に引き出すことを目指す。
 現在、日新本体で33件25万㎡、その他関連会社では22件7万㎡の不動産を所有している。従来、事業所ごとに物流施設の機能性改善、改修工事などを行っており、不動産に関する情報が一元化しきれていなかった。CRE企画室を設置することで、不動産に関するグループの各組織に横串を入れ、情報の共有化を推進。グループの持つ不動産の価値を最大限に高める施策を実施していく。直近では、築年数の経った大井事業所(東京都大田区)、神奈川埠頭営業所(横浜市神奈川区)の改修を予定している。
 不動産開発室は、2007年同社の不動産が北仲通北地区(横浜市中区)の再開発の対象になったことをきっかけに設置された。現在、北仲通北地区の整備は順調に進んでおり、日新も再開発の対象となった倉庫跡地である万国橋駐車場(1万2千㎡)の活用を検討していく。
 西橋雅之・CRE企画室長は「当社は2011年度にスタートした3ヶ年の中期経営計画で、最終年度の売上高2100億円を目標としている。過去最高の数値を掲げており、CRE企画室としてグループの不動産の価値を最大化することで実現に貢献したい」と話している。