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物流コンフィデンシャル▼高まる若手官僚への期待 

2012年05月30日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 縦割りの弊害をなくし、内閣機能の強化や効率化などを目的とした中央省庁再編から10年。依然として古い慣例が残る半面、旧体質に染まっていない若手官僚への期待する物流関係者も増えている。
 平成13年に建設省と運輸省が統合した国土交通省。予算規模では建設が圧倒的に高く、特別会計なども多い。次官人事は、建設を重視する方式がいまなお生き続けている。
 一方で、省庁再編を機に変化の兆しも。国交省に入省した若手官僚の人事では、旧建設と旧運輸の部署をタスキ掛けで異動し、互いが交流を深める機会も増えたという。
「昔は物流施設を一つ建設するにも、建設と運輸の法律があって手間が掛かった。旧建設と旧運輸の垣根がさらに取り除かれれば、物流の効率化も進展する」とある物流関係者。古い慣習に縛られない若手官僚への期待は一層高まる。