【輸送経済(http://www.yuso.co.jp）】
　国土交通省の浜勝俊大臣官房審議官は8月30日、就任会見を開いた。物流を担当するのは7年ぶり。平成15年には、効率的で環境負荷の少ない物流を目指す物流総合効率化法の策定に関わった経験を持つ。
　施行から7年が経つ同法について、「（税制特例などが受けられる）認定件数は年間20件くらい」とし、役割は十分に果たせていると評価。
施策大綱の変更は来年夏に
　
一方、中小事業者から使い勝手が悪いとの指摘が上がっている点には、「いまある施設を組み合わせて効率的な配送ができる仕組みも考えないといけない」と述べ、今後は中小事業者も活用しやすい内容に法律を変えていく必要があるとした。
（経歴）
　浜　勝俊氏（はま・かつとし）　昭和34年2月3日生まれ、53歳。徳島県出身。昭和57年東大法卒、運輸省（現・国土交通省）入省、平成15年総合政策局貨物流通施設課長などを経て、24年８月大臣官房審議官（危機管理・物流・情報政策担当）に就任。（小林　孝博）