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TLロジコム▼カインズの3PL拡大で、群馬のセンター運営など受託 

2012年10月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 ティーエルロジコム(本社・東京、鎌田正彦社長)はこのほど、ホームセンターを全国に展開するカインズ(同・群馬県高崎市、土屋裕雅社長)の太田流通センター(群馬県太田市)の運営と国内8つの物流センターへの輸送を受託。9月3日、業務を開始した。
 ティーエルロジコムはすでにカインズの物流センター3カ所の運営、約100店舗への配送を展開。今回の受託で、カインズ向けの3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を拡大した。
保税蔵置場免許も取得
 太田流通センターは、物流効率化を目的に、カインズがことし6月に完成させた延べ床面積約4万6000平方メートルの大型DC(在庫型)センター。海外生産品や輸入商品の一括管理、EC(電子商取引)商品の発送拠点としての機能を持つ。
 中国はじめアジア各国で開発したカインズのオリジナル商品が、同センターに毎週40フィートコンテナで約200本入荷。1日当たりの出荷量は「10トン車で約70台、繁忙期は90台以上になる」(ティーエルロジコム)。
 今回の受託に伴い、ティーエルロジコムは約150人のスタッフをそろえ、同社伊勢崎支店で約2カ月の研修を実施。輸入商品の迅速な処理や保管品質向上のため、保税蔵置場の免許も取得し、業務開始に向けた体制を整えた。
 カインズは、「カインズホーム」のブランドで国内に約190店舗を展開するホームセンター大手。売上高は3365億円(平成23年2月末)。(水谷 周平)