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武蔵貨物▼横手営業所を一新、秋田の特積み拠点に 

2012年10月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 武蔵貨物自動車(本社・埼玉県川越市、沢田修社長)は9月18日、秋田県の「横手営業所」をリニューアルオープンした。これまでの営業所に比べ敷地面積などを拡大。秋田県の新たな特積み拠点と位置付けるほか、書籍など一般貨物の県内配送エリアも広げる。
    
 従来の横手営業所は横手市前郷の拠点を賃借していたが、手狭となったため建て替えた。秋田自動車道・横手インターチェンジから約2キロに位置する第2工業団地の一画を購入、自社で物流センターを建設した。
 敷地面積は約1万200平方メートルと従来の拠点と比較して3倍以上に拡大。延べ床面積約2430平方メートル。営業所内には約1080平方メートルの倉庫を設置したほか、大雪などでも荷物の積み降ろしがスムーズに進むよう、操車場の入り口を開閉できるシャッターを設けた。
 事務所やプラットホーム、倉庫などの照明にはLED(発光ダイオード)を採用。省エネ設備を取り入れ環境負荷低減にも配慮した。
県内配送エリアも拡大
 関東からの書籍や雑貨などを扱う同県の特積みはこれまで秋田支店が中核を担ってきたが、今後は横手営業所を重要拠点に位置付ける。沢田社長は「岩手などへの移動も便利な横手の地理を生かしたい」としており、北東北のさらなる事業拡大も視野に入れる。
 新拠点設立を機に県内の配送エリアも拡大する。大仙や仙北、横手市などの県南地域に加え、10月からは由利本荘市やにかほ市といった県中央部にも配送。当面は書籍などが中心となる予定だ。(小林 孝博)