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Paltac▼愛知県春日井市に105億円投じた物流拠点稼働 

2012年12月03日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
 Paltacは12月、愛知県春日井市に大型物流センター「RDC中部」を開設、稼働する。105億円を投じ、敷地面積73,077㎡、4階建てで、延床面積37,564㎡の規模。
 中部地区の2か所の既存RDCと3か所の外部倉庫を集約・統合し、東海地区の出荷キャパシティを450億円から1,000億円に増強した。
 同じ敷地内で稼働中のSCL(物流受託)事業専用センターとの共同運用を行い、人件費削減や配送効率向上によって、ローコスト化と生産性向上を実現する。
 施設では、個口検品とカテゴリー納品を行うことで、店頭での検品作業、品出し作業の効率化と軽減を図るとともに、EOS(電子発注システム)、EDI(電子データ交換)の活用により、得意先との受発注業務の効率化を図っている。
 設備面では、パレット自動倉庫、ケース自動倉庫と連動したピッキング棚への商品自動補充システムを採用し、RFIDを活用した出荷作業の効率化、オリコン管理の実施や、JAN/ITFコードスキャン、重量検品・検数による99.999%の出荷精度を実現している。
 独自システムによる作業量計算、作業指示、生産性管理、配車計画など物流全体の運営管理を行うことで、2万を超えるアイテムの販売実績と需要予測をデータベース化し、欠品の無い最適なアイテム別在庫日数コントロールが可能となり、サプライチェーン全体の効率化を図る。
 なお、コンピュータによる精度の高い使用期限、賞味期限管理や、温度管理・施錠管理による品質保証も行っている。
 このような高品質な物流を構築とキャパシティ(年間1,000億円)を確保によって、得意先の売上拡大、「H&BC」商品の一括納品ニーズに対応する出荷が可能となる。
 SCL(物流受託)専用センターと同じ敷地内に設けることで、トラック便の積載率の向上、トラック台数の削減など、メーカーの納品利便性向上と、フルトラックロード化、経済ロット発注、荷受、最適在庫など、メーカーの受注から納品業務までの負担を軽減する。
 自然災害などの有事に対応するため、3日間のセンター稼働を可能にする非常用自家発電装置を設置により、安心・安全の物流体制を構築し、中間流通業として、生活必需品の安定供給を行う。センター内冷暖房、地震予知システムなどを完備した。
 環境面では、屋上を賃貸して、太陽光発電パネルを設置。太陽光発電を活用しながら、屋上でのパネル設置による遮熱効果により、冷暖房のエネルギー消費量も削減する。
 ダンボール圧縮機・オリコン洗浄機の導入により資源・資材の有効活用図るとともに、高輝度・低消費電力タイプ(一部LED)の照明機器を使用している。
施設概要
所在地:愛知県春日井市鷹来町3181-1
敷地面積:約73,077㎡(SCLの敷地含む)
建築面積:約14,849㎡地上4階建
延床面積:約37,564㎡
内自動倉庫:約2,097㎡