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JR貨物▼震災がれき輸送が進展 3月末で10万㌧強に 

2013年02月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 日本貨物鉄道(=JR貨物、本社・東京、田村修二社長)が取り扱う、東日本大震災被災地からのがれき輸送が進展している。3月までの鉄道コンテナでの輸送実績は10万㌧強に達する見通しだ。
 現在、がれきの広域処理を受け入れているのは、東京都、静岡県、群馬県、埼玉県、石川県の1都4県。昨年12月までに約16万㌧が処理された。うち約8万㌧を鉄道コンテナで輸送。残り半分は秋田や山形、青森など被災地の近県にトラックで輸送された。
4月以降は岩手中心に
 鉄道コンテナによるがれき輸送は、平成23年11月に開始。昨年夏までは東京都が中心だったが、秋から静岡、群馬、埼玉などが受け入れを本格化。9月は12フィートコンテナ換算で2,000個台を突破し、翌10月には3,000個強に。以降「1日150個ペースでコンテナが動いている」(田村社長)。
 ことし3月末で宮城県女川町、石巻市からのがれき広域処理が終了することから、4月以降は「岩手県中心の輸送になる」(同)。来年度も年間10万㌧規模の輸送を見込む。(水谷 周平)