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センコー▼カザフでコンビニ物流 中央アジア事業を拡大 

2013年02月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 センコー(本社・大阪市、福田泰久社長)は、コンビニ大手ミニストップのカザフスタン出店に伴い物流業務を受託した。現地に3温度帯の物流センターも開設。万全の体制を敷き、中央アジアでの事業拡大につなげる。
 ミニストップは18日、カザフスタンのアルマティ市内に第1号店をオープン。日本のコンビニでは初となる中央アジアへの出店で、今後もアルマティ市を中心に店舗を増やしていく方針。
3温度帯物流Cも開設
 センコーは、物流センター運営と各店舗への配送を手掛ける。昨年5月、ミニストップと共に、カザフスタンに本社を置くRTS有限責任事業会社と合弁会社を設立し、出店準備を進めてきた。センコーがコンビニ物流を受託するのは国内外で初めて。
 業務を受託するに当たり、アルマティ市内に常温・冷蔵・冷凍の保管スペース(保管面積3500平方メートル)を備えた3温度帯対応の物流センターを開設。冷蔵・冷凍輸送が可能な車両も配備するなど万全の輸送体制を敷く。センター運営や配送はセンコー100%出資の現地法人が行う。
 センコーは昨年8月、カザフスタン国有鉄道と業務提携し、同国内外への物流、同国を経由するアジア諸国との物流を強化。今回の受託をきっかけにカザフスタンでの事業をさらに拡充し、「中央アジアでの事業拡大にもつなげていきたい」としている。(丸山 隆彦)