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札幌定温▼7月、帯広に新拠点。道産品輸出に照準 

2013年03月04日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 札幌定温運輸(本社・札幌市、伊藤邦博社長)は7月、北海道帯広市に新たな配送センターを稼働させる。道内で生産され、アジアなど海外に輸出される畜肉を主に扱う。
 平屋建てで、延べ床面積約4000平方メートル。パレット3000枚分の保管能力を備える。冷凍、冷蔵、チルドの3温度帯に対応。接車バースは10台分。
通関業務のニーズにも対応
 同社が輸出貨物を手掛けるのは初めて。通関に関する顧客の要望に応じるため、社内の通関士育成にも着手。アジア向けに道内産品の輸出拡大を目指す食肉メーカーを、物流面でサポートする体制を整えつつある。
 新センターは、親会社の福岡運輸ホールディングス(同・福岡市、島田隆士社長)が、地域の国際競争力を高めるために国が指定した「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」に基づく融資を受け施工。札幌定温が運用する。(藤本 裕子)