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運送業界▼生き残り厳しく新たな展開考える事業者も 

2013年09月12日

【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/
 大阪市住之江区の運送事業者は現在、実運送事業のほとんどが大手運送会社での下請けによる専属傭車だが、大手運送会社からの通関業務、保管、海上コンテナなどのデバンニングを本格的に事業として行ってきている。同社社長は「現行の運送は、ほとんどがドライバーのための仕事と言っても過言ではない。事務所は通関、保管、デバンニングなどで経費を稼ぎ、運送事業ではほとんど利益がない状況。ドライバーにはドライバーの生活を守るために運送業を行っていることを常に説明している」と話す。
 また、これからの運送事業について「これだけ燃料価格が高騰している中で、利益を上げるのは困難。
当社では事務職の給与は事務職が行う保管、通関、デバンニングで稼ぎ、ドライバーが当社を去れば、車両を減車していく。車両がなくなった時点で今までの運送事業者ではなくなる」と将来的には実運送事業からの撤退を語る。同区の運送事業者でも「現在は海コン輸送や雑貨輸送を展開しているが、当社では運送事業をメーンに考えていない。乙仲との取引を必要とするために海コン輸送を行い、海コンをデバンニングしての配送などを行うために事業を展開している。仕事を持ってそれを乙仲に斡旋して荷主企業の物流子会社のような事業展開で、様々な乙仲に輸出入を依頼することで利益が得られる。さらにこの事業では荷主との取引を行うことで、当社でも建設事業などの幅が広がる。今後は運送事業よりも、現在の事業を伸ばすことを考えている」と将来の展望を語る。
 運送事業者は保管から輸送の事業拡大を図るケースが増えているが、今後は通関やデバンニング、中には荷主企業の製造・加工に対して人材を派遣するアウトソーシングなど、人や資格を生かした事業へのシフトする運送事業者も存在する。