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鴻池運輸▼医療物流サービス拡充 

2013年10月01日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は、医療分野での物流サービス展開を
加速させている。医療機器の海外・国内一貫物流や院内物流、医療用物流センター
の運用、検体・高度治療薬の特殊輸送など、同社の高度な物流ノウハウを生かした
サービスで、安全・効率的な医療提供を支える。 
院内物流事業では、医薬品、医療材料、消耗品、リネン類、帳票といった多様な
物品の管理を、中央在庫管理システムで1元化。入院病棟、外来、薬剤部、
看護部などでばらばらに保管していた資材が一括管理され、最適な
院内サプライチェーン(供給網)の構築が可能となる。
保管スペース削減に加え、医療スタッフの物品管理の手間も減り、
本来業務である医療サービスに、より集中して取り組むことができる。
全国10カ所の滅菌工場を拠点に、医療機器・機材の滅菌・洗浄業務代行も実施。
医療機関などから使用後の機材を回収し、検品、洗浄・滅菌、セット組み、
メンテナンスを行う。全国の病院500施設、学校検診300団体以上と契約している。
「医療用物流センター」の設計・運用も展開。昨年7月、佐賀県鳥栖市に開設された
大手卸の物流センターではWMS(倉庫管理システム)を医療向けにカスタマイズ
して、約1万品目の医療材料・機器を管理。九州エリアの3000以上の医療施設に翌日
配送している。
「メーカーから卸物流センター、各卸拠点を経て医療機関に個別に納入されて
いたものが1元化され、医療物流システム全体の大幅な効率化が図れる」
(鴻池運輸)。将来は、複数のメーカー、卸の物流機能を集約した共同施設運用を
構想する。
このほか、国外輸送網を活用した海外製造工場からの輸入・通関業務、
国内医療機関へ配送までの一貫物流、医療機器製造業などの許可取得による
検査・文書添付、包装といった付加価値サービス提供、定温輸送で培った
温度管理技術を生かした検体・高度治療薬などの特殊輸送も手掛ける。
 同社はこれらの医療物流サービスを、7月に東京で開かれた展示会
「国際モダンホスピタル・ショウ2013」(来場者数約8万2000人)に出展。
高い関心を集めた。「長年蓄積した医療物流の経験を基に、先端的な
医療物流モデルの開発に取り組む」(鴻池運輸)。 (村山 みのり)